スペシャルドラマ
ガラスの牙

保護司の仕事について
私みたいな保護司ってあんまり、いえ、ほとんど!いないと思うんです。
保護司になる方々は有識者の方が多くて、冷静沈着、威風堂々、泰然自若、且つ判断力に長けており、その時々に合わせて的確な対処をされる方がほとんどなのではないでしょうか?私みたいドタバタドタバタなんていう保護司は少ないと思います。
私、だめなんですよねぇ、頼られると放っておけない。
なんか、家族みたいになっちゃうんです。
だから、こうなっちゃうんです。
ただただ一生懸命。常に孤軍奮闘です。
保護司の皆さん、すいません。
私が保護司になってからというもの、保護観察所はかなり忙しくなったんじゃないかと思います。
何故なら私は観察中に、対象者との対応や思いも寄らない出来事に遭遇する度、その対処についてどうしていいのか分からなくなると、すぐに担当監察官にアクセスしてご指導を仰ぎます。
始めの頃などは、報告のみならず、対象者とのエピソードやら、警察とのやりとりまで聞いていただいていたんです。
そして、自分の考えや対処法が間違ってはいないか、なんてことまで・・・。
今になってあの頃のことを振り返ってみると、たぶん監察官はかなり大変だったと思いますよ。
それなのに、アクセスする度に「いつも有難うございます。」と丁寧に受け答え下さり、私の考えを後押ししてくれたり、色々ご指導くださいました。
観察所の皆さんはやはりすごいんです。
こんな訳の分からない私みたいな保護司をちゃんと盛り立てて下さる。
ご指導のプロですよ。
今回のドラマに関することも相談に乗って頂き、私のような保護司がこのような活動をしていいものかと考えあぐねている私の背中をポーンと押してくださったのは、私の最も頼りにさせて頂いている観察所でした。
その上、決まって「先生にはいつもお世話になっております」って言うんです。
単に挨拶なのかも知れませんが、私には応えます。
だって思いっきりお世話になっているのは、何を隠そう私の方なのですから。
こんな私を見捨てることなくご指導くださり、育てて下さっている保護観察所の皆さんには本当に感謝してもし足りません。
まだまだまだまだ発展途上で、学ぶことが山ほどの私です。
胸を張って「私は保護司です」と言える時はいつになることでしょう。
こんな一生懸命だけの頼りない私ですが、対象者がそれでもいいって言ってくれるから保護司させていただいてます。
このドラマが放映されたことで、同じ保護司の皆さんに失礼に当たらないといいんですけど・・・。
きっと私、先輩の保護司の皆さんには呆れられてしまうんじゃないかと思います。
でも、寛大な保護司の皆さんですから「こんなだめ保護司がいても仕方ない」と、大きな心で許してくださると信じています。
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