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2008年11月18日放送
三重県 多気町産 伊勢いも
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独特の粘りとコクがあるのが特徴です。

食材のご紹介
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JA多気郡 多気営農センター
浦和和彦さん

今年9月、JA多気郡伊勢いも部会の伊勢いもが『みえの安心食材』の認定を受けました。農薬や化学肥料の見直しなど、基礎となる土作りから有機主体の栽培方法を取り入れたことが、このような形で実を結んだのです。食の安全・安心に対する意識が高まる今だからこそ、私たちも生産者と力を合せて積極的な取り組みを進めています。

現在、生産量の約9割は、多気町の津田地区が占めています。原産地でもあり、起源は300年以上も前と聞いています。江戸時代の文献には、伊勢いもの売買についての記述が残っているそうです。少し前までは、収穫量のほとんどが名古屋市内の和菓子店へ出荷されていました。薯蕷饅頭の生地には、昔から伊勢いもが使われているんです。すりおろしても変色しない点が、和菓子作りにも適しているのでしょうね。

他の芋類と比べてみると、生ですりおろした時の粘り気の強さは格段です。まるで餅のようで、皿をひっくり返しても落ちないほど。ふわっと柔らかな食感、なめらかな舌触り、コクが深くてクリーミーな味わいが持ち味です。毎年10月中旬・12月上旬の収穫時期は、伊勢いも集荷場隣の直売所でも販売します。わざわざ遠方から足を運んで買い求める方も多く、多気郡自慢の特産です。


産地のご紹介
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伊勢いも生産者
脇田吉書さん

私が農家の仕事を始めた頃は、牛を歩かせて畑を耕したり、そこらじゅうに伸びて巻き付いてしまうツルを1つ1つほどいたり。すべてが手作業でしたから、当時は畑1反の仕事で精一杯でした。機械化が進んだ今では考えられませんよね。それでも、手作業でしかできない仕事が多いのが伊勢いもの栽培。根気と体力と経験、この三拍子が肝心なんです。

なかでも、6月下旬から始まる「芽かき」は、一番の大仕事。種芋から出た芽を1つだけ残して、余分な芽を取り除く作業です。畑1反に約4,500・5,000個の種芋を植え付けますから、ウチは畑4反で20,000個前後。ジリジリと暑い炎天下の畑に、じっと座り込んでの作業。立派な実りを期待しながら、地道な日々が続きます。

いもは土の中で大きくなりますから、出来具合は掘り起こしてみるまで分かりません。それだけに、大きくて真ん丸ないもがゴロンゴロンと顔を出してくれた時は、感動ももひとしお。何ともいえない嬉しさで、一年の苦労も一瞬で忘れてしまいます。それから毎年恒例の品評会も、収穫後の楽しみ。生産者同士で刺激し合って切磋琢磨していますよ。

【PROFILE】
1937年、三重県多気郡生まれ。現在、JA多気郡の伊勢いも部会の部会長を務める。この道ひと筋50年の大ベテランで、毎年開催される品評会では数多くの入賞経験を持つ。


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