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2008年12月09日放送
三重県 紀北町産 渡利かき
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クリーミーな味わいが特徴です。

食材のご紹介
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紀北町役場 産業振興課 商工・観光係
山口文明さん

三重県南部にあたる紀北町は、山・海・川が三拍子そろった豊かな自然が広がっています。海水浴をしたり、銚子川の清流で川遊びをしたり、トレッキングをしたり。1日では満喫しきれないほど楽しい魅力が詰まった町なんです。今回ご紹介する「渡利牡蠣」は、そんな紀北町の自然が育んだ自慢の味覚なのです。

渡利牡蠣の生産量は、年間で約2、30t。全国の出荷量の1%ほどしかありません。そのため、ほとんどが町内で消費されています。養殖場は、船津川と熊野灘の間に広がる周囲4kmの白石湖。この小さな限られた場所では、現在の生産量でも精一杯。数はできなくても、味や質に妥協したくないという生産者の思いが詰まっています。それで「幻の牡蠣」とも呼ばれているのです。

現在、生産者は10軒ほどですが、平成17年には「LLPオイスターズ」という組合を立ち上げて、共同出荷体制の整備や「渡利牡蠣まつり」の開催、さらには町おこしの活動まで、町役場も一緒になってチャレンジをしています。ぜひ、紀北町まで足を運んでいただき、ここでしか味わえない美味しさを満喫していただきたいですね。郷土の味、牡蠣寿司も絶品ですよ。


産地のご紹介
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渡利牡蠣生産者
畦地宏哉さん

渡利牡蠣は、親牡蠣の産卵から、稚貝を採取する採苗、育成、出荷まで、すべて同じ場所で、同じ生産者が行っています。このような一貫養殖が残っているのは、全国でもごく限られた産地だけ。有名な産地の牡蠣でも、よそから仕入れた稚貝を仕入れて育ています。私たちの牡蠣は、生まれも育ちも紀北町白石湖。混じり気のない純粋な牡蠣なのです。

この白石湖は、大台山系を源流とする船津川が熊野灘へと注ぐ合流域で、淡水と海水が混ざり合う汽水湖。川の水は、海水にない栄養分が豊富で、牡蠣の養殖にも好条件なのです。ところが、牡蠣は淡水が苦手。そこで、筏(いかだ)に吊るした牡蠣が、淡水層の下の海水にしっかり浸かるように調整しなければなりません。淡水の量が増えてしまう雨や台風は、特に要注意。自然が相手だけに、ひと筋縄にはいきません。

毎年7月〜8月は、産まれたばかりの卵を養殖用のホタテ貝に付着させる採苗シーズン。その出来次第で出荷量も決まってしまいますから、夜も安心して眠れません。稚貝は特に耐性が弱いので、数日間でも淡水に浸るのは致命的なのです。でも、こうして一粒一粒を大切に育てるからこそ、渡利牡蠣はまろやかで濃厚な味わいになる。まさに、紀北町が育んだ「雨と海のフルーツ」ですよ。

【PROFILE】
1968年、三重県紀北町生まれ。名古屋市内の大学を卒業後、1997年まで大阪で会社員として勤務していた。現在は、渡利牡蠣を地域のブランド食材として積極的にPRしようと、祭り行事など新しい試みにも奮闘中。


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