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2009年02月03日放送
三重県長島産 三重なばな
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やわらかく、ほんのりとした苦味が特徴です。

食材のご紹介
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JAながしま
三輪 勝人さん

時代は江戸まで遡りますが、現在の三重県にあたる伊勢の国は、菜種油の大産地でした。「江戸の灯は伊勢のなたねで持つ」と言われるほどで、芯や若菜を摘み取って種を量産する技術がありました。摘み取った部分は、捨てるのはもったいないですから、生産者が自分で食べていたのです。これが、なかなか美味しくて、農家は各自で市場に出掛けて、土間に並べて販売したそうです。

その当時、なばなは「摘み菜」という名称で知られていましたが、現在は「三重なばな」というブランド名で、北海道や東北まで出荷しています。農協で共同出荷体制を整えた時は、目新しい食材ということもあって、販売が軌道に乗るまでには苦労もありました。農協の職員が、「三重なばな」と書いたノボリを持って、東京の市場内を歩き回って宣伝したというエピソードもあるんです。

また、平成元年からは、通気性の高い防曇フィルムを導入して、鮮度を持続できる包装へと改善しました。袋の下部の模様は、よく見るとなばなの花の絵になっているんですよ。裏面では、なばなを使った料理のレシピも紹介しています。また、右下を見ていただくと、生産者名を印刷してあります。ぜひ「三重なばな」を見かけたら、手に取って確かめてみて下さいね。


産地のご紹介
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三重なばな生産者
加藤 侑さん・よね子さん

なばなは、農家にとってはすごく育てやすい野菜でね。種蒔きは8月末・9月初旬で、本田に定植するのは米の収穫が終わった後。田植えが始まる春までの間に、ちょうどよく栽培ができるから、米の裏作にはもってこい。冬は虫も少ないから、大きな病気もなくて、ほとんど農薬要らず。育ちもいいから、定植して数週間後には出荷できるんです。

でも、さすがに収穫の時期は、寒さが厳しくてね。キーンと冷たい畑に座り込んで、ひと株ずつ摘み取らなければいけないから、どうしても長時間の作業になるでしょう。だから、何枚も重ね着して、帽子もしっかり被ってね。それで畑に行くんです。あとは、腰が疲れないようにイス付き台車も用意して。収穫用のかごを置いて作業ができる優れモノ。これは、母ちゃんのために、廃材を使って手作りした愛用の1台だよ。

収穫が終わったら、袋詰めもその日のうちにしています。生育が早くなる春は、出荷数も増えて、作業は夜遅くになることもあります。翌朝には、出荷に行かなきゃいけないからね。こうして元気で働けるのは、きっと栄養満点のなばなを毎日食べているおかげです。おひたしや、味噌汁の具にもいいし、グラタンなんかに入れても美味しい。どんな料理にも使える、冬の緑黄色野菜です。

【PROFILE】
1936年、三重県長島村(現桑名市)生まれ。16歳から農業を続ける大ベテラン。現在は妻と2人で、稲と三重なばなの二毛作を手がける。


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