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2009年02月10日放送
愛知県 甚目寺町産 方領大根
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甘みに富み、煮物料理にぴったりなのが特徴です。

食材のご紹介
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甚目寺町役場産業振興課

方領大根は、とても古くから地元に伝わる伝統野菜で、昔は「尾張大根」と呼ばれていました。江戸時代中期の尾張藩儒学者の松平君山は、「尾張大根天下に冠絶す。その大なるものは数斤(1斤600g)におよび、色雪のごとく白く、甘きこと飴のごとし」と賞賛したと言われています。全体に純白で、首の部分が太く、先端にかけて細く、やや勾玉形にくるっと曲がっています。

地元では親しみのある農作物ですが、生産農家はありません。というのも、出荷のための規格化が難しく、市場へ出すことができなくなってしまったのです。そのため、方領大根の存在は、全国的には知られていないかもしれません。地元では、原種保存や自家消費のために、家庭菜園などで育てられています。

観光協会では、地元野菜の栽培を体験する「畑の学校」を実施して、方領大根作りをしています。9月中旬に種蒔きをして、その後2・3回間引きをします。芽を出した5・6本のうち、残すのは1本だけ。あとは丹念に間引きして、大根を大きく育てていくんです。12月中旬からは収穫作業。曲がった根を折らないように抜くのがポイントで、曲がっている方向を確認しながら、それに添って引っ張るのがコツです。

料理方法としては、柔らかくて甘みが豊富なので煮物に最適。間引いた大根の葉は、おひたしにすると美味しいと評判です。海東郡誌には「安永三年(一七七四)尾張藩主徳川侯、放鷹の途次、この村にきたる。即ち大根を献上したところ太く大きく且つ美味なるを賞せられ」というエピソードもあります。その魅力を後世へ守り継いでいこうと、観光協会では毎年9月初めに種の無料配布を行っています。


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