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2009年06月23日放送
愛知県 豊橋産 トマト
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皮がやわらかく、濃厚な旨みが特徴です。

食材のご紹介
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JA豊橋 第二事業所 トマト担当
河辺 高明さん

豊橋のトマト栽培は明治40年頃から始まり、現在では丸トマトやファーストトマト、ミニトマト、イエローミニトマトなど、バリエーション豊かな品種を出荷しています。なかでも、食味の良さを追求して育てられた、糖度9度以上の“麗”や、糖度7度以上の“美”といった高糖度トマトにも力を入れています。真っ赤に完熟するとフルーツのような甘さを備え、シャキッとしっかりした皮の食感も特徴です。

糖度を高めるために、通常よりも水分量を制限する栽培をしています。その結果、皮が硬く実がギュッと凝縮した味の濃いトマトができるのです。ところが、気温の変化で実が割れやすくなったり、尻ぐされになってしまったりと、生産者には苦労の多い作物でもあります。

現在、トマトはほとんどハウス栽培で年中収穫が可能です。では、一番トマトが美味しくなるのはいつだと思いますか。みなさんのイメージでは、夏かもしれません。確かに、太陽の日差しをたっぷり浴びる夏のトマトは、ビタミンCが豊富。でも、より甘みが増すのは、寒い冬に時間をかけてゆっくり育てられた春のトマトなんです。“麗”の出荷も3月〜5月頃が最盛期。価格は通常の数倍ですが、それだけの価値ある美味しさを備えています。


産地のご紹介
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トマト生産者
河合 英典さん

私は、4年ほど前から高糖度トマト“麗”を栽培しています。仲間のトマト生産者と一緒に試験的に始めたのですが、最初の1年はどうやって育てたらいいのかも分からなくて。仲間と顔を合わせるたびに生育状況を報告し合ったり、農協の座談会で話し合ったり。仲間の圃場に足を運んで勉強しながら、自分の圃場を改良していったんです。収量を上げようと摘果をせずに育てていたら、小ぶりの実しか収穫できなかったなんていう失敗もありました。

もちろん今でも試行錯誤しますが、自分が理想と思うトマトを作れるようになってきました。出荷最盛期は収穫に追われて大忙しですが、見るからに美味しいトマトを手に取ると、やっぱり達成感で胸がいっぱいになります。長年やっていると、トマトの顔を見れば糖度はだいたい分かるんです。糖度が高いものは、香りもひと際甘いんですよ。今は“りんか”という品種を育てていますが、これからは新しい品種にも挑戦してみたいと思っています。

JAの出荷場には、仲間の生産者も自慢のトマトを持って集まってきますが、特別な化粧箱入りの“麗”を運んでいるとしみじみ誇らしさを感じます。高級品として認められるものを自分の手で作り出すのは、やっぱりやりがいが違います。よりよいものを育てるためには、たとえ収量が下がったとしても、実をひと房に3つまでに制限するのがウチのやり方。手間と苦労があっても、自信を持って出荷できるトマトを届けられるのが一番幸せですね。

【PROFILE】
1969年生まれ、JA豊橋トマト部会。アールスメロンやトマトなどを栽培していた家業を手伝いながら農業を勉強。代を受け継いだ後にトマト一本に。現在の栽培面積は4800平方メートル、5つのハウスを切り盛りしている。


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