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2009年07月21日放送
三重県桑名産 ハタケシメジ
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シャキシャキとした歯ごたえが特徴です。

食材のご紹介
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三重県林業研究所 主幹研究員
西井孝文さん

三重県は、ヒラタケシメジ生産量で全国上位を占めていました。ところが近年は、シメジと言えば“ブナシメジ”が主力に。ヒラタケシメジの需要は徐々に減ってしまったのです。そこで、新しいきのこに挑戦しようと、関係機関と連携してハタケシメジの人工栽培に取り組むことになりました。1993年から5年間の試験を経て、栽培マニュアルを作成し、1998年の秋から本格的な出荷が始まりました。

野生の場合、シイタケのように木に生えるのではなく、里山や雑木山などの湿った地面に見られます。名前の通り、畑のような土壌で育つのです。人工栽培の場合は、栄養分を十分に蓄えた菌床に種菌を接種して発生させるのが主流です。この菌床は、バーク堆肥やビールかすなど廃棄するものを有効利用して作ったもので、収穫後は廃棄せず肥料として再利用しています。つまり、ハタケシメジの栽培過程には無駄がなく、とても環境にやさしい農作物なんですよ。

栽培が難しいため生産量は多くありませんが、生産者は皆さん農業好きで、きのこ好きな研究熱心な方ばかり。丹精込めて作られた自信作が揃っています。ハタケシメジは「香りまつたけ味しめじ」と言われ、美味しいきのこの代表とされるホンシメジに近い種で、その味も評価されています。歯応えがシャキシャキとしていて、サイズが大きく旨味をたっぷり備えていることから、こうした評判になったのだと思いますよ。


産地のご紹介
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ハタケシメジ生産者
栗原清實さん・清二さん

私はもともと、スポーツネットや漁網を作る製網会社を経営していました。今は長男が継いでくれていますが、若い頃からがむしゃらに働いてきたこともあって、退職後は毎日寂しくてしかたがありませんでした。そんなある日、たまたま三重県でハタケシメジの人工栽培の研究が進んでいることを知ったのです。その瞬間に、これだ!と思いました。これからの人生は、ハタケシメジの栽培に没頭しようと。当初は「趣味程度に…」と思っていたのですが、結局は昔と変わらないぐらいに働いています。それほど面白いんです。

ハタケシメジを育てるコンテナは、気温18℃、湿度100%。夏はひんやり、気持ちがいいですよ。中にずらりと並ぶのは、バーク堆肥などで作った袋詰めの菌床。ウチでは、この仕込みから行っています。それは種菌の状態や培地に使う資材を、きちんと自分たちで確認して生産したかったのです。今は次男も一緒にやっているので、ここまで規模を大きく、安定した栽培ができるようになりました。

販売場所は、東名阪自動車道御在所サービスエリア上り線、なばなの里花市場など産直売場。私の農園でももちろん販売していますので、気軽に足を運んで下さい。遠方から定期的に買いに来てくださるお客様もたくさんいますよ。「こんなにシャキシャキとしたおいしいきのこは初めて!」と感激された時はうれしかったですね。

【PROFILE】
栗原清實さん
1936年、桑名市生まれ。自ら創業した製網会社を引退後、65歳で「栗原きのこ農園」を立ち上げた。今は毎日の仕事が一番の生きがいと笑顔で話す。

栗原清二さん
1969年、桑名市生まれ。もともと会社勤めをしていたが、父・清實さんを手伝いたいと退職を決意。日々勉強の連続だが、家族で大きな夢を実現させた。


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