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2009年07月28日放送
愛知県豊浜産 車えび
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鮮やかな縞模様が特長で、旨みたっぷりです。

食材のご紹介
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西三河漁業協同組合 総務部長
高須芳光さん

西三河の漁港では、昔から車海老の底引き網漁が盛んでした。天然物が揚がる漁港は全国でも有数で、県内一の漁獲高を占めています。ところが10年前と比較すると、その量は5分の1ほどまでに激減しました。海況の変化や、沿岸部の埋め立てによる干潟の減少などが原因となって、車海老は産卵場所を奪われ、資源に富んだ西三河の海はあっという間に変わり果ててしまったのです。

もちろん、こうした状況を黙って見ているわけにはいきません。私たちは、車海老の稚魚を自分たちの手で中間育成して、海へ放流する取り組みを始めました。西三河の車海老が産卵して孵化した稚えびを、網で囲った場所で育ててやるのです。そうして生存率を高めることができれば、車海老のたくさん育つ海を取り戻すことができるかもしれません。

西三河漁業協同組合一色支所の近くには、一般のお客様でも仲買人から水揚げされたばかりの魚を購入できる“一色さかな村”という市場があります。場内は仲買人が軒を連ね、営業日は活気と熱気が溢れています。全国に誇る漁業の町という西三河の誇りにかけて、車海老の底引き網漁を絶やすことなく守っていきたいと思っています。


産地のご紹介
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車海老漁師
池田清正さん

幼い頃から漁師の親父の背中を見て育ってきたこともあって、中学を卒業してすぐに漁師の道に進みました。憧れもありましたし、両親の期待にも応えたかったのです。思い返してみると、小学校の卒業記念の色紙に「将来は、日本一の漁師になる!」と書いたこともありました。ところが実際は、漁船や漁具の管理など地道な仕事が多く、大変な仕事に就いてしまったなと思ったこともありましたね。

車海老の漁は、午後3時に出発して、およそ12時間後の深夜3時に港へ戻ります。一人で船に乗り込んで、片道2時間ほどかけて漁場を目指すのです。漁を成功させるためには、網を仕掛けるポイントを探し当てる勘の良さが肝心。魚の群れは、レーダーや魚群探知機などの機械が見つけてくれますが、自分の漁場を見極めるのは経験と勘だけが頼りです。

漁獲高が激減した今は、やりきれない悔しさと寂しさが身に染みます。ここの車海老は、全国に自慢できる最高の魚。数が少ないために値が張りますが、それだけ価値のある美味しさです。いつか昔のようにたくさんの車海老が獲れる日が来ることを願って漁を続けていくこと。それが、西三河の漁業の歴史を繋ぐ大切な使命なのだと感じています。

【PROFILE】
1956年、幡豆郡一色町生まれ。西三河漁協組合では役員も務める。車海老の数が少なくなり、外海の漁船は45隻まで減少したが、貴重な資源を守りながらも漁を続けていこうと漁師仲間と奮起している。


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