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2009年08月18日放送
愛知県設楽産 天狗なす
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大きく、甘みがあり、みずみずしいのが特徴です。

食材のご紹介
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丸協フードサービス株式会社 営業部長
関根圭介さん

天狗なすは、まれに天狗の鼻が伸びたような形をした実がなることから名前のついた奥三河産の珍しいなすです。大きさは、通常のなすの数本分で、重量は500g・650gのものが中心、長さは約30cmになるほどです。火を通すととろりと柔らかく、ジューシーで、大きさ以上に味もしっかり備えています。また、皮が薄くて火の通りのよさも抜群。まるごと焼いても芯まで火が通るので、炭火で作る焼きなすなんて絶品です。

産地は、長野県のほど近くの山間にある農村地帯。愛知県北部の設楽町、豊根町、東栄町です。昔から天狗伝説が伝わる土地で、「奥三河の山々には天狗が棲み、信仰すれば誰でも超人的な霊力が授かる」と言われてきました。とくに、大天狗の棲むという天狗棚は、鎌倉時代から神聖な場所として崇められているそうです。こうした郷土の文化を知ると、天狗なすがこの地に生まれたことも必然とさえ感じてしまいますね。

現在は、愛知県内で流通していますが、もともとは農家が自家消費するために細々と作られていたもの。当時は、“地なす”や“遅(おく)なす”という呼び名でした。ところが、味が抜群によく、形もユニークだったことから、弊社の常務が市場への出荷を提案。もともと常務が設楽町出身だったのです。それが縁となって、出荷に向けた栽培が本格的にスタート。2007年には「あいちの伝統野菜」にも認定されました。


産地のご紹介
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奥三河天狗なす保存会 会長
佐々木富子さん

天狗なすは、地元ゆかりの特産野菜なので、実を育てて収穫するのはもちろん、種の採取もしなければなりません。収穫真っ盛りの8月頃に、形がよく元気に生育した実を選定して、そのまま残しておくのです。実が茶色くなったら種を採取。植え付けが始まるのは翌年の5月頃。土壌への根張りをよくするため、台木に接ぎ木した苗を植えていきます。

畝の両側にはネットを張っていますが、これは実の重さで折れやすくなってしまう茎の負担を軽減するため。こんな大きな実が常にぶら下がっていたら、なすも疲れてしまいますよね。だから、こうして手助けしてあげることが大切。ほかにも、無駄な葉を取り除いたり、効率よく栄養を送るために花数を調整したりという、日々の世話が欠かせません。

今年は、苗を植えてすぐに生育がうまくいかず、苗を150本ほど植え替えました。また、苗を植えた後も長雨の影響などでなかなか元気に育たないなど、苦労もありました。悔しい思いもしましたが、一本でも多く収穫するため日々創意工夫を繰り返しえいます。私が幼い頃から食べて育った天狗なすの味を、一度も食べたことのない人にも食べてもらいたい。だから、毎年生産量を増やせるように、できる限りたくさんの苗を丹精込めて育てています。

【PROFILE】
1959年、北設楽郡設楽町生まれ。もともと両親がシクラメンの栽培をしていたがトマトに転向し、そのハウスを引き継いで、天狗なすのハウス栽培へと転向。もともと、丸協青果(株)の常務からの提案を受け野外での天狗なすの栽培には着手しており、ハウスでの栽培にも拡大。現在は「奥三河天狗なす保存会」の会長として生産農家のまとめ役を務める。


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