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2009年09月08日放送
愛知県豊浜産 まいわし
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今の時期、脂がのって身がふっくらとしています。

食材のご紹介
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豊浜漁業協同組合 参事
松本寿美雄さん

豊浜漁港は、師崎や篠島、日間賀島の片名漁港とならんで、愛知県下でも規模の大きな漁港です。水揚げ量は県下一。とくに沿岸漁業では県下トップクラスで、なかでも、まいわしの漁獲量は最高です。操業方法としては、以前は15t・20t程度の中型漁船で行うまき網漁業もありましたが、 現在は、2隻の漁船でひとつの網を引いて行う船びき網漁業が中心。昭和45年頃には20隻あった漁船は、片手で数えられるほどに減りましたが、昔よりも漁法のレベルは上がっていますから、規模は変わらず維持しています。

まいわしの旬の時期は、9月・10月頃。水揚げは、年間を通してありますが、秋はとくに身に脂がのって、ひと際ふっくらしてきます。頭の部分がキュッと小さくて、肩からふっくらした体型のものを選ぶといいですよ。焼き上がりは、身がふわっと柔らかくて、冷めても硬くならないんです。また、まいわしは植物性プランクトンを食べる魚なので、腹まで美味しく食べられます。独特の風味がまた絶妙なんですよ。

漁業協同組合のすぐそばには、一般のお客様でも水揚げされたばかりの新鮮な魚を購入することができる「豊浜 魚ひろば」という市場があります。店内には、仲買人の皆さんを中心に、私たちの漁業協同組合も出店しています。活きの良さはもちろん、豊富な品数も自慢です。わかめや珍味、せんべい等の海産加工品もありますよ。漁港ならでは雰囲気を味わいながら、お買い物も楽しんでもらえればと思っています。


産地のご紹介
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まいわし漁師 磯部治男さん

私は、中学校を卒業してすぐに、漁師の父について船に乗って漁の仕方を教わりました。船びき網漁は、2隻の船でひとつの網を引いて行う漁法だけに、漁師同士の息の合ったチームワークが肝心。漁網の上部に付いている浮玉の動きに注意しながら、魚の群れが網の入口に掛かった瞬間に2隻で同時に網を曳いて、魚群を袋網に追い込んで獲るのです。

魚の群れをいち早く見つけるためには、魚群探知機やレーダーなどを駆使しながらも、漁師の勘やタイミングも不可欠。漁場や潮の流れを的確に見極めるのは、実際に経験を積み重ねてきた漁師だからこそできること。だから、漁に出た日は必ず日誌を付けて、その日の漁場や潮の流れ、漁の成果を忘れずに書き記しておきます。やっぱり自分自身が積み重ねた経験が、漁師としては一番の財産になりますからね。

こうして長年漁に就いていると、船の操業方法や網の仕組みを考案した先人の偉大さを痛感します。昔の漁師は、効率よく成果を上げるために、まいわしの習性を研究して、漁具や漁法を試行錯誤してきたんですよね。こうした歴史があるからこそ、私は自分の漁ができるのです。まいわしは、十数年に一度、漁獲高が激減してしまう不漁期があります。これは、まいわしの習性なので避けられませんが、漁師にとっては“飲まず食わず”の辛い時期。でも、こうした先人の苦労を思えば、これからも辛抱強く頑張っていこうと励みになりますね。

【PROFILE】
1959年、知多郡南知多町生まれ。中学校卒業後、漁師の父について漁業の道へ。船名は、先祖代々受け継いできた“大漁丸”。漁の舵取りは甥の守成さんが務め、治男さんは若手の後継者の指導にも力を注いでいる。


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