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2009年09月15日放送
愛知県 三河湾産 がざみ
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身がしっかり入り、美味しさ十分です。

食材のご紹介
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蒲郡漁業協同組合 西浦支所
牧原英基さん

西浦の漁業は、漁船の規模や漁場、漁法が多岐に分かれています。大型漁船に何人もの漁師を乗せて沖合いまで出て行く漁もあれば、内湾船で行う漁もあります。そのため、水揚げされるカニの種類は実にさまざま。なかでも量が多いのががざみ類です。がざみは、別名“ワタリガニ”ですが、地元の漁業者の間では“本カニ”とも呼んでいます。

がざみの水揚げは、けた網漁と呼ばれる底引き網漁が中心です。けた網とは、漁網の口に“けた”と呼ばれる枠を取り付けた漁具のこと。この枠の下辺に付いている100本ほどの金属の歯が、海底に棲むがざみたちをかき起こして網の中へ集めていくのです。こうした漁具には、昔の漁師たちによって編み出された知恵や工夫が活かされているんですよ。

現在、蒲郡漁協では、海産物を市場へ供給するだけでなく、限りある資源を守る事業も進めています。毎年5月から6月にかけて獲れる抱卵がざみを、湾内のいけすで孵化育成して放流する事業を行っています。また1997年からは、がざみの産卵場所を保護するために、海草の一種であるアマモの移植や種蒔きをしています。こうして資源を守り漁業経営の安定を図りながら、漁獲量をさらに増やしていきたいと考えています。

蒲郡漁協西浦支所では、一般の方々に漁船に乗船してもらい、三河湾内での創業風景等を見学できる 観光底びき網漁業体験を実施しています。その場で獲れたがざみなど旬の魚介類を、船の上で食べられたり、お土産として持ち帰られたりしますので、是非一度お越しください。(期間:5月下旬・10月頃まで)


産地のご紹介
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がざみ漁師
吉見信男さん、牧原勝さん

漁を始めたばかりで若い頃は、船酔いにひどく苦しんでね。台風の時なんて、このまま死んでしまうんじゃないかと思ったぐらいで。「漁師なんて辞める!」と何度思ったことか分かりません。それでも翌日にはすっかり忘れて、船に乗っていましたね。当時は誰もが一目を置く花形の職業で、早く一人前の漁師になろうと固く決意していましたから。

私たちは、出漁日は日の出から日の入りまで船の上にいます。市場の休みに合わせて週2日の休漁日がありますが、翌日の準備で休む暇はありません。けた網の歯は、海底で引っ張られて歪んだり、破損したりするので、点検と修理が欠かせないのです。しかも、歯の耐久性は約1ヶ月ほど。ほとんど毎月のように総入れ替えをします。漁船や道具がしっかり整わなければ、良い漁はできませんからね。

がざみは年中通して獲れるのですが、一番の旬は秋。身が殻の隅まで詰まって、甘みもグンと増してきます。オンタ(オス)の方が、味や身の入りが良いので高値で取引されますが、11月から3月頃まではメンタ(メス)の季節。この時期は、ちょうど子持ちになるので、内子が入ったがざみが獲れるんです。甲羅を外してみると、中にオレンジ色の身が入っていますが、これが内子。この部分が格別に旨いんですよ。

【PROFILE】吉見信男さん(写真左)
1936年、西浦町生まれ。漁を始めた頃は、今は珍しい木船に乗って沖合いまで出ていたそう。現在の船は4隻目。「負けず嫌いな性格で、周りの漁師に負けない馬力のある船が欲しくなるもんだから」と笑う。

【PROFILE】牧原勝さん(写真右)
1952年、西浦町生まれ。大型漁船に乗って外海漁業に従事した後、独立して自分の漁船を持った。漁のイロハはすべて吉見さんから教わったそうで「わが師匠」と慕っている。


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