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2009年11月10日放送
愛知県蒲郡産 アカザエビ
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手長エビとも呼ばれ、とろりとした濃厚な味わいが特徴です。


食材のご紹介
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蒲郡漁業協同組合 西浦支所長
尾崎久儀さん

アカザエビは、沖合い底引き漁の漁船が水揚げしています。この漁船は、アカザエビのほかにも、メヒカリやニギス、アカムツ、クロムツ、タカアシガニなど種類豊富な海産物が網に入り、豊富な漁獲高を誇る操業。ところが、漁船数は格段に少なく、愛知県内でわずか4隻。そのうち2隻が西浦漁港の漁船です。それでも年間の水揚げ総額は、西浦漁港の漁業全体の約50%にも届くほどで、漁港を代表する貴重な操業です。

ところで、オレンジ色の体色が特徴的なアカザエビですが、生息域は水深200m〜300mの深海です。ハサミ脚が長くて立派なことから、通称“手長エビ”とも呼ばれています。ところが実は、手長エビに分類されるエビ類は、アカザエビとはまったく別種なのです。立派な姿にちなんで呼ばれた名称が、今もこうして受け継がれているのでしょうね。
 
主な漁場は、駿河湾と熊野灘。水揚げ量は、他のエビ類に比べると圧倒的に少ないですが、需要は日増しに高まっています。濃厚な甘みと旨みが凝縮された味わいは、伊勢エビにも勝ると称され、エビの中で最も貴重な高級食材としてレストランやホテルで使われています。私たちの漁港からすぐ近くにある蒲郡温泉の旅館やホテルでも、自慢の味を知っていただこうと獲れたてのアカザエビを使った料理を提供しています。


産地のご紹介
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アカザエビ漁師
壁谷増光さん・牧原有保さん

沖合い底引き漁は、20t〜40tクラスの漁船で行っています。1艘に乗り込む船員の数は7名ほど。操業は日の出から日の入まで、操業後の夜は船中で過ごすことがほとんど。船には調理場が整備されていて、船員のまかないを拵える料理人もいるんです。夕食は、もちろん自分たちが獲った海産物。船の上で自分たちの成果を味わうのは、最高の醍醐味です。船内にはクーラーやベッドなどの設備をしっかり完備しているので、実は想像以上に快適に過ごせる空間になっているんですよ。

ところが、漁師の仕事は自然相手だけに、時には危険を伴うこともあります。そのため、古くから漁の無事と成功を祈願する習わしがあって、それは今にも受け継がれているんです。例えば、休み明けは観音様に御参りをしたり、出船の時には漁港周辺をひと回りしてから出発したり。ほかにも、水揚げが「なし」にならないように、梨は船内に持ち込んではいけないという、ちょっと変わった言い伝えもあるんです。

とは言っても漁は、船頭の腕がものを言うんです。手付かずの漁場を誰よりも早く探し出したり、魚が入りやすいように漁網の構造を改良したり。これまで沢山の経験を積んできたから、うんちくもあるし、こだわりもあるからね。やっぱり自分を信じる強い信念を持ってなくちゃ漁師はできない。人と同じことをやるのではなくて、人と違うことをやるからこそ成功できる。漁師は、本当に奥が深い仕事ですよ

【PROFILE】壁谷増光さん(写真上)
1946年、西浦町生まれ。「第八東海丸」船長。祖父、父と代々続く漁師一家で、中学卒業後から漁師の道に。現在、牧原さんの寿丸と2隻だけで西浦漁港の沖合い底引き漁を牽引する。

【PROFILE】牧原有保さん(写真下)
1959年、西浦町生まれ。「寿丸」船長。高校卒業後から漁業に就き、一時期は秋田の漁港に修行入りした経験も。20t以下の漁船で行う沖合い底引き漁を西浦漁港で初めて成功させた。


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