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2009年10月20日放送
愛知県 三河湾産 かれい
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身がやわらかく、風味がよいのが特徴です。


食材のご紹介
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大井漁業協同組合
山本直径さん

かれいは、漢字で「鰈」と書きます。魚偏の左にある「葉」は“葉”を意味します。このように表す理由には、かれいの旬が関係しているんです。かれいが一番おいしい季節は、春先から夏にかけて。ちょうど同じ頃に、自然では木々が芽吹いて葉が茂り出しますよね。こうした季節の変化にちなんで、「鰈」と書くようになったとか。ほかにも、色や形が“枯れた(カレタ)葉” に似ているなど、色々な謂れがあるんです。

大井漁港のかれい漁は、すべて刺し網漁業です。多くの漁港で行われている底引き網漁業は、確かに一度にたくさんの魚を獲ることができますが、魚に傷が付きやすく、価値が1ランクも2ランクも下がってしまうこともあるんです。刺し網で獲れた魚は、とにかくキレイで活きが良い。漁師や仲買人などその道のプロが見れば、違いは一目瞭然です。

ただ、この漁法は一筋縄にはいきません。網に掛かったかれいが死んでしまわないように、だいたい30分に一度は船上に引き上げて、生きたままいけすに移してやるんです。それが終ったらもう一度網をかけて魚を待つ。これを10〜15回ほど休みなく繰り返すのです。まだ夜の明けきらない午前3時に出漁して、夕方からの競市まで、漁師の真剣勝負が続きます。現在、刺し網漁の船は13隻。お互いに切磋琢磨しながらも、それぞれが経験と勘を技にして、大井のかれい漁を盛り立てています。


産地のご紹介
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かれい漁師
家田博之さん、磯部正貢さん

かれい漁の多くは、底引き網漁業が中心です。一方、私たちがやっているのは、海底に網を垂らして魚を待つ昔ながらの漁法。網の目に魚が刺さって絡め獲ることから、刺し網漁業と呼ばれています。船の動力で網を引っ張る底引き網漁と違って、幅30mほどの漁網を漁師一人で操り、最後は自力で船上へ手繰り上げなければなりません。労力は倍以上ですが、刺し網で獲れたかれいは、傷ひとつなく活きの良い一級品。価値もほかのかれいとは比べものにならないほどです。

刺し網漁の場合、海底の砂地でじっとしているかれいを驚かせるために、重石を入れた鉄製の箱を転がしてゴロンゴロンと音を鳴らします。そうすると、かれいが一目散に逃げ泳いでうまく網に引っかかるのです。あとは、魚を傷つけないように船の上に引き上げて、網から獲れた魚を一匹ずつ外していきます。大井漁港のかれいが、底引き網漁のかれいとは別物として高く評価されている理由はここにあるんだと思います。

目指すは、もちろん大漁です。漁師仲間の存在も刺激になって、切磋琢磨しながら競い合っていますよ。誰にも負けない最高のかれいを手にしたいというのが漁師の心意気ですからね。“大井のかれい”は、かれいの中でも高値の付くブランド魚。まさに天下一品!と胸を張って言える自慢の魚です。

【PROFILE】家田博之さん
1952年、南知多町生まれ。同じ刺し網漁業の漁師仲間も“先生”と一目置く達人。若い頃には、パッチ網漁業やまき網漁業などにもたずさわり、漁場を見極める勘はとくに鋭く、水揚げ量は右に出る者はないほど。

【PROFILE】磯部正貢さん
1969年、南知多町生まれ。祖父から代々続く漁師一家で、中学卒業後すぐ漁師の道に。「漁師は好きでなけりゃやってらんないよ」と仕事の苦労を語るものの、その裏には根っから漁師だという心意気が伝わってくる。


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