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2009年11月24日放送
岐阜県羽島市産 銀杏
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実が大きく、ほどよい甘みが特徴です。


食材のご紹介
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岐阜地域農業改良普及センター 主任技師
藤田文彦さん

藤九郎ぎんなんは、羽島市に隣接する瑞穂市(旧本巣郡穂積町)の井上藤九郎という人の家にあった樹齢300年の原木が最も古いと言われています。ほかにも、西蓮寺境内に樹齢160年生樹、羽島市の炭竈待治さん所有の樹齢100年生樹が正しい系統として残っています。栽培の歴史は古く、生産者の多くは先祖代々続く農家が多くを占めています。

ギンナンの品種としては、粒が大きく殻が厚い「久治」や、早生種で粒の形が長い「金兵衛」などがありますが、藤九郎は、粒が大きく殻が薄いのが特徴です。美しい翡翠色の実は、中心がぷくっと膨らんでハリがあり、食感や風味も格段に優れています。年間出荷量は15、6tほどで、それほど多くはありませんが、その大半は東京と大阪の青果市場へ出荷され、料亭用の食材として高く評価されています。

収穫は、木に登って完熟した実を枝から揺すり落とすのですが、これは熟練の生産者だからこそ成せる技。安全ベルトひとつで危険を伴う大作業です。そんな苦労を経て取り入れたギンナンは、生産者の皆さんが持ち寄って目ぞろえ会を行います。出来を評価し合ったり、栽培方法をアドバイスし合うなど、皆さん勉強熱心です。私たちも、定期的に栽培講習会を開いて、生産者の皆さんと一緒に“藤九郎ぎんなん”の高品質栽培の追求に力を注いでいきたいと思っています。


産地のご紹介
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藤九郎ぎんなん 生産者
道家英徳さん

毎年9月も彼岸を過ぎると、ギンナンの取入れが始まります。黄金色に染まった葉が畑一面を覆い尽くして、それはキレイな秋景色。畑の周辺では、足を止めて景色を眺めている人や、写真撮影をしている人の姿を見かけるようになります。私たちにとっては、収穫と落葉の掃除で忙しい時期ですが、立派に育った果実を見られるのは嬉しいものです。

みなさんがお店などで目にするギンナンは“種”の部分で、もともとは果肉に包まれています。この果肉があの独特なにおいを出し、特に果汁はアクや刺激が強く、鉄はすぐに錆びてしまうほどです。果実から種を取り出すには皮膚に直接ふれないようにブラシ付きの洗浄機を使い、また、種を乾燥するためのカゴにはプラスチック素材の特注品を使うなど、細心の注意を払って作業をしています。こういった苦労を経て、果肉を取り除いたギンナンは、表面に汚れひとつなくなめらかで、凛として上品。もちろん、味も風味も文句なし。大きな粒はまるで宝石のようです。

羽島市の藤九郎ぎんなんは、大産地の愛知県稲沢市に比べれば、出荷量はそれほど多くありません。ですが、古くから代々伝わる県の認定を受けた飛騨美濃伝統野菜のひとつです。何よりも品質を第一に考えて、風味豊かな藤九郎ぎんなんを育てていきたいと思っています。11月に入るとそろそろ収穫は終わりです。越冬の前に鶏糞や堆肥を畑に撒いて、しっかり“お礼肥え”をして、来年の実りに向けて木々をいたわってやりたいと思っています。

【PROFILE】
1949年、羽島市生まれ。先代は桑の栽培をしていたが、養蚕業の衰退に危機感を持ち、銀杏農家へ転向。地元羽島に古くから伝わる藤九郎ぎんなんの栽培に着手し、現在、羽島市銀杏出荷組合の役員を務める。


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