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2010年01月12日放送
的矢産 的矢かき
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身がぷっくりとして、甘みが強いのが特徴です。


産地のご紹介
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佐藤養殖場
佐藤文彦さん

的矢湾でかきの養殖が始まったのは、1925年。真珠養殖の研究のためにここへ訪れた私の祖父、佐藤忠勇が、真珠の養殖筏にびっしりと付いたかきの稚貝に驚き、それを機にかきの養殖へと転向したのです。もともと水産学者の祖父は、品質の良いかきを作るために研究を重ね、他の産地では2〜3年かかる養殖を、わずか1年ほどで行う「垂下式養殖法」を開発。今までにない画期的な新方式として注目を集めたそうです。

また、海水のデータを毎日記録していた祖父は、水深によって餌となるプランクトンの量に違いがあることを発見しました。そこで、養殖途中のかきを一旦引き上げ、一粒ずつ篭に入れて海へ戻すと、餌の豊富な水深で固定して育てることで、どの貝も身入りが良くなったのです。

できれば生で味わって欲しい。そんな思いから、生でも安心して食べられるように、無菌化する研究にも取り組みました。祖父は、かきの生態を調べ上げ、紫外線で殺菌した海水に丸1日かきを浸して、かき本来の循環機能によって体内の老廃物を吐き出させることに成功しました。海水は槽の底から流れ出るなど、細かい工夫もされているんですよ。

生前は、私も幼く、祖父の記憶はあまり鮮明ではありませんが、90歳を過ぎても、杖を片手に海まで出掛けてはかきの様子を見ていました。子どもの頃、祖父と一緒に筏の上を歩いたのを覚えています。私が生まれたのは1969年、かきの出荷が始まる9月30日でした。私がこうしてかき養殖にたずさわることになったのも、運命みたいなものですね。

的矢かきは、2001年度、三重県の自然や伝統の中で育まれたものに認められる「三重ブランド」の第一号のひとつに選ばれ、佐藤養殖場も認定事業者となりました。私たちのこだわりは、市場を通さない直接販売。的矢湾の恵みを産地直送で、新鮮なうちにお届けしています。

【PROFILE】
1969年、東京都新宿区生まれ。祖父、伯父、父の後を継ぎ、現在、常務取締役を務める。昔ながらの技術を変えることなく守り継ぎ、その高い品質が評価され、東京や関西のホテルやレストランなどに出荷されている。


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