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2010年02月02日放送
関市産 さといも
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適度な粘りと甘みがあるのが特徴です。


食材のご紹介
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岐阜県中濃地域中濃農業改良普及センター
水川誠さん

形が丸く、外の皮を剥くと真っ白な円空さといもは、愛知県新城市で栽培されている八名丸と同系の品種です。もともと中濃地区で古くから栽培されていたのは、土垂(どたれ)という品種でした。1983年頃に新城市から八名丸という品種を入れたのをきっかけに、より丸いいもが多くできた株を選んでは増やして、徐々に系統選抜したのです。

円空さといもの名称は、1989年に当時の関市長が「形が円空の仏像によく似ている」ということから名付けました。関市は、円空終焉の地。そんな郷土の歴史も活かしながら、粒ぞろいの円空さといもを推進してきました。ところが一時は、生産者の高齢化によって、生産量も作付面積も減少傾向に。思いきって産地の立て直しを図ることにしたのです。

まず、共同選果場を新設し、それまで各自でやらなければならなかったいもの選別作業を集約。出荷前の作業負担を軽減しました。また、新規栽培希望者の募集も積極的に実施しています。もちろん、品質が落ちないように栽培技術の指導に努めています。その結果、ここ数年は生産者数が右肩上がりに。これからもこの勢いで、中濃といえば「円空さといも」と呼ばれるような産地に盛り立てていきたいと思っています。


産地のご紹介
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円空さといも生産者
間宮勝さん

円空さといもの栽培は、種いもを植え付ける3月からはじまります。種いもは、前年に収穫した中から丸いものを選別しておいたり、種いも用に栽培したものを使用しています。収穫も間近になると、葉はかなり大きく育ち、直径60cm以上にもなるほど。付け根の方が丸くハート形で、地面に対して水平に伸びているのが特徴。昔、この地で栽培されていた土垂という品種は、葉が土に向かって垂れ下がっているんですよ。

栽培の過程で一番肝心なのは、株の土寄せ。さといもは、一般的に圃場に畝を立てて種いもを植え付けるのですが、円空さといもの場合は平地。すると、親いも、子いも、孫いもが種いもの上に順番にできるので、そのたびごとに土をかぶせてやらなければなりません。雑草が生えやすい株間の草むしりも重要。土中の栄養分が、全部さといもの栄養になるように世話をしてやれば、大きくて丸いいもができるんです。

こうした栽培は手間がかかりますが、市場での評価は上々。価格も通常のさといもに比べて高値がつきます。形や大きさなど厳しい規格を下に、商品の統一性を図っているし、栽培技術も日々向上するように努力しているからね。最近では、丸いもが沢山できた株の成長点を培養して、優れた系統の苗を作ることもしています。今後は今まで以上に形の揃ったものが出荷できるようになるはず。これからが一層楽しみです。

【PROFILE】
1942年、関市東田原生まれ。中学校卒業後、実家で先代が手がけていた稲作や野菜作りに従事。1989年よりさといもの栽培もスタート。現在、中濃里芋生産組合組合長も務める。


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