-*-*-*-*-*-
2010年02月16日放送
愛知県 蒲郡産 ボタンエビ
-*-*-*-*-*-

Photo[1]
濃厚でうまみたっぷりです。


食材のご紹介
Photo[2]
Photo[3]
Photo[4]

蒲郡漁業協同組合 西浦支所
牧原英基さん

西浦漁港で水揚げされるボタンエビは、例年とても数少なく、一般の市場で出回ることはめったにありません。ほとんどが、名古屋の高級料亭や寿司屋などで使われています。もともと、ボタンエビの産地として有名なのは北海道。春と秋の解禁時期には大規模な漁が行われています。一方、西浦漁港では特別な漁は行っていません。冬から春にかけて行われるメヒカリ漁で、沖合い底引き漁船の網にかかってくるのです。

蒲郡市は、古くからメヒカリ漁が盛んで、その水揚げ量は県全体の約95%を占めています。メヒカリは、ボタンエビよりも水深の浅い場所に生息しているので、深海に棲むボタンエビが網にかかることは珍しく、獲れたとしてもごく少量なんです。ただ、味も質も優れているので、水揚げがあると、市場であっという間に競り落とされていくんですよ。

ほかのエビと比べてみると、身は弾力があるというよりもトロッと柔らかな食感で、甘みがとくに強く濃厚です。これを刺身で食れば、ついもう一杯とお酒が進んでしまうほど。味噌も、卵も絶品ですよ。北海道のボタンエビとは、ひと味違う旨みが詰まっています。また、蒲郡市は、県内で唯一、沖合い底引き漁が行われている漁業町。ニギスやアカザエビなど、ほかでは獲れない深海の魚種も豊富に揃っていますよ。


産地のご紹介
Photo[5]
Photo[6]
Photo[7]

ボタンエビ漁師(沖合い底引き漁漁師)
壁谷増光さん

【PROFILE】
1946年、西浦町生まれ。愛知県内でわずか4隻となった沖合い底引き漁船のひとつ「第八東海丸」を率いる。漁船では23歳の若手も活躍中で、「これからの西浦の漁業を担う若手を育てたい」と後継者育成にも力を入れている。

蒲郡の沖合い底引き漁は、ニギスやメヒカリ、カサゴ、アカザエビ、高足ガニなど、時期によって様々な魚が水揚げされます。ところが、ボタンエビは、年に約1トン位しか水揚げされません。なぜなら、ボタンエビの漁獲時期は、蒲郡特産のメヒカリの漁が最盛期だからです。ボタンエビが網にかかったかどうかは、網を揚げてみるまで分からない。メヒカリに交じって赤いボタンエビを見つけた時は、偶然とはいえうれしいものです。

ボタンエビは、とにかく鮮度が命。傷みが早いため、海中から網を揚げたら、すぐに魚を船内の水槽に移して活かしたまま輸送します。出港して、帰港するのは2、3日後。その間に死んでしまわないように、エアポンプで酸素を送ったり、氷漬けにしたりと、様々な工夫をしています。やっぱり旨いのは生。だからこそ、活きにこだわっています。

私は、15歳からここで漁をしています。数十年前を思い返すと、岸壁に所狭しと漁船が並び、いつも活気がありました。ところが、乱獲等の原因で海が荒れ、近年は漁業が衰退しつつあったのです。そんな状況から、今また昔のように資源豊かな海に戻りつつあります。蒲郡の漁業はこれからです。若手の育成も、これからの課題です。漁師は、苦労が多いけれど、質の良いものが獲れる蒲郡は魅力も多い。これからの漁業を担う若手にも、それを肌で感じて欲しいと思っています。


戻る
CBCトップへ

(c) 2000 CHUBU-NIPPON BROADCASTING CO.,LTD. (c) 2014 CBC TELEVISION CO.,LTD. (c) 2011 CBC RADIO CO.,LTD. (c) あきやまただし・CBC
携帯アクセス解析