-*-*-*-*-*-
2010年03月16日放送
志摩産 ひじき
-*-*-*-*-*-

Photo[1]
太く、茶褐色なのが特徴です。


食材のご紹介
Photo[2]
Photo[3]
Photo[4]
Photo[5]

北村物産株式会社
北村裕司さん

【PROFILE】
1963年、伊勢市生まれ。200年以上続く老舗のひじき加工会社の10代目。現在は、三重大学大学院で、ひじきの生態研究をはじめ、食材としてのブランド力の向上や産地との連携など、様々な課題を掲げてチャレンジを続けている。

ひじきの歴史はかなり古く、奈良後期から平安初期の文献に記述が残っていると聞いています。また、江戸前期の料理書である『寛永料理物語』には、ひじきの調理法として“にもの、あえもの”と記され、今と同じ用に食されていたことが分かります。ひじきは、灰汁が強く、そのままでは渋くて食べることができません。加工技術が確立していなかった昔は、先人の苦労も多かったことでしょう。

北村物産は、寛政年間に創業しました。ひじきの加工を始めたのは、創業期のころからです。「伊勢ひじき」の名をつけ、江戸で売り出したところ“ひじきと言えば伊勢ひじき”と評判になるほど、品質の良さは当時も同じだったようです。そして現在も、加工工場では、昔からの伝統製法に改良を加えながら、良質なひじきを製造しています。

伊勢ひじきの加工は、蒸し煮をしてから乾燥させるのが伝統製法。えぐ味を取り除きながらも、ひじき本来の味はしっかり残す。これが、蒸し煮にこだわるポイントです。また、蒸し時間や温度は、それぞれのメーカーの特徴や好みが出るところ。同じ製法でも、仕上がりの風味や食感は様々です。北村物産では、長年のノウハウを生かしながら、ひじきの風味がぎゅっと詰まった高品質な商品作りにこだわり続けています。


産地のご紹介
Photo[6]
Photo[7]
Photo[8]
Photo[9]

安乗漁港の海女のみなさん

伊勢志摩の漁村に暮らす女の人は、ずっと昔から、海女になるんが当たり前なんです。わかめやひじきを獲って、家計を支えるのが女の務め。50年以上前は、海女にならないなら、嫁入りすることも許されん。よそへ行けと言われてしまうような時代だったんです。だから、安乗の海女たちは、子どもの頃から何十年と続けているベテランばかりですよ。

ひじきが獲れるのは、秋と春。秋に獲れたもんは「寒ひじき」とか「寒芽ひじき」と言うんです。新芽が出る時期が8月から9月頃だから、秋のはまだ未熟で柔らかい。それに比べて春は、しっかり成長して実がぎゅっと詰まってくる。どっちが美味しいかとよく聞かれるんやけど、こればっかりは好みによるんです。海女のなかでも意見が分かれます。

春は、3月から5月まで2ヶ月間ぐらい、大潮の時だけ獲れるんです。天気と潮の条件が揃わんことには海に出られんから、実際は両手で数えられるぐらいの日数しかできんのです。でも、たくさん獲れる時は、この黒い袋が50袋にもなる。多い時は船で運んでもらうんやけど、数が少ない時は浜から自分で運ばんといかん。寒さはキツイし、ひじきは重たい。体に堪える仕事だけども、仲間がいるから頑張れるんですよ。


戻る
CBCトップへ

(c) 2000 CHUBU-NIPPON BROADCASTING CO.,LTD. (c) 2014 CBC TELEVISION CO.,LTD. (c) 2011 CBC RADIO CO.,LTD. (c) あきやまただし・CBC
携帯アクセス解析