-*-*-*-*-*-
2010年04月20日放送
鈴鹿産 あさり
-*-*-*-*-*-

Photo[1]
栄養分豊富な伊勢湾で育ち、ぷっくりとして甘みに富んでいるのが特徴です。


食材のご紹介
Photo[2]
Photo[3]
Photo[4]
Photo[5]

鈴鹿市漁業協同組合経済部部長
平賀 教司さん

もともと鈴鹿の漁師は、イワシや穴子、コウナゴなどの漁をしていましたが、徐々に魚が獲れなくなり、比較的安全なあさり漁へ移行してきたという背景があります。

特徴といえば漁の方法ですね。まず、錨をうったところから船をポイントまで走らせ、そこで「マグワ」という網のついた道具を降ろします。そのマグワにポンプがつながっていて、海水を送り込んでその水流で海底の砂を吹き上げながら、一緒にまきあがった貝をマグワで拾っていくのです。この辺りの海底が固いために考え出されたんですが、以来、あさりが割れてしまうことも少なくなりました。身の詰まったあさりはちょっとした衝撃で割れてしまうので、優しく取り扱うことが必要なんです。三重県では、ここだけの漁法です。

現在、鈴鹿漁協の水揚げは年間300トン前後。全国的にみればそれほど多くありません。なぜなら、資源保護のため4月から6月の3か月間しか操業しないから。でも、実はそれが鈴鹿産あさりの美味しさの秘密でもあるんですよ。というのも、4月から6月は、ちょうど産卵を控えて丸々と太ってくる旬の時期。もともとエサとなるプランクトンが豊富で、大きなあさりが獲れる地域でもあり、しかも旬の時期だけしか獲らないんですからね。鈴鹿のあさりは、いつでも大きくてプリプリと美味しいというわけです。


産地のご紹介
Photo[6]
Photo[7]
Photo[8]
Photo[9]

白子あさり獲り名人
黒田 直樹さん

【PROFILE】
1971年、鈴鹿市生まれ。祖父・父ともに漁師の家庭に育ち、祖父が亡くなった94 年ごろから漁に出る。現在は、妻も含めた3 人であさり漁を行っている。黒田さんの獲るアサリは、主に関東の百貨店やスーパーなどに引き取られているという。

あさり漁は、朝5時半に出港して、9時ごろまで。3時間くらいが勝負です。一人当たりの漁獲量が60kgと厳しく制限されているので、できるだけ大きくて身の詰まった「いいあさり」を獲ることが大切。その後は、小さい貝や割れた貝などを選別して、競りにかけます。あさりとそっくりな貝もいるので、それもキチンと選別しないといけません。手作業なので、父と妻と3人がかりです。

昔はウチも魚を獲っていました。あさり漁を始めたのは、僕が漁師になってから。だから、最初は父親と試行錯誤の連続でした。あさりは、海底が段になっているような、潮の影響を受けにくいところにいるんですが、船の上から海底の地形はわかりませんからね(笑)。ただ、やはり長年の経験なのか、ポイントを探したり、縄の長さの加減など、父親の漁勘にはかないません。おかげで、いつも「いいあさり」を獲ることができます。なかには、自分の身が大きすぎて、殻が閉まりきらないようなヤツもいますからね(笑)。

身の大きな鈴鹿のあさりは、シンプルに食べるのがお勧めですが、酒とコショウだけの酒蒸しや、むき身にして紅しょうがと長ネギをまぜたかき揚げも絶品。ビールにもよく合いますよ。


戻る
CBCトップへ

(c) 2000 CHUBU-NIPPON BROADCASTING CO.,LTD. (c) 2014 CBC TELEVISION CO.,LTD. (c) 2011 CBC RADIO CO.,LTD. (c) あきやまただし・CBC
携帯アクセス解析