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2010年06月22日放送
三河湾産 あなご
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身がしまり、脂がたっぷりのっている三河湾で揚がる「あなご」


食材のご紹介
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蒲郡漁業協同組合 西浦支所長
尾崎久儀さん

あなごは煮ても焼いても、どうして食べても美味しい魚です。姿はうなぎと似ていますが、味は淡白であっさりとしているのが特徴。季節を問わず味が良いのが魅力ですが、三河湾で獲れるのは6月から7月まで。8月になると、湾内の水温が上がって赤潮が発生しやすくなることから、群れは沖へと移動してしまうのです。もちろん沖でも水揚げされますが、川の栄養がたっぷり注ぎ込んだ湾内で育ったあなごは、身に脂が乗って、ひと味もふた味も違うんですよ。

三河湾のあなご漁は、かご網漁が主流です。昔は竹製のしかけが使われていましたが、作り手の職人がいなくなってしまった今は、漁師が自分たちで手作りしているんです。もともとワタリガニを獲るのに、同じようなかご網を使っていたんです。それがある日、小さな網目のかごを仕掛けてみたら、偶然にもあなごが入ってきた。それが始まりで、愛知県全域にかご網を使ったあなご漁が広まったんです。

現在、蒲郡の西浦漁港であなご漁をしているのは2隻だけですが、愛知県全体を見ると、篠島や日間賀島を中心に100隻以上が操業しています。漁船数が多いと、三河湾のあなごの数が減ってしまわないかという不安も。それで、漁獲量を規制する取り組みが進められているんです。かご網の網目を大きくして、規定サイズ以下のものは水揚げしないようにして、資源の保護に努めています。


産地のご紹介
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あなご漁師
丸山高司さん、敬子さん

【PROFILE】
丸山高司さん
1940年、西浦町生まれ。煮干の加工業を営む家に生まれ、昭和36年からは海苔の養殖業を手がけるように。現在は、初夏にあなご漁、夏から冬にかけてはガザミ漁、春はアサリ漁と、季節に合わせた漁をしながら生計を立てている。

敬子さん
1945年、西浦町生まれ。高司さんの父が経営する煮干の加工会社でアルバイトをしていた学生時代に、高司さんと出会い、のちに結婚。以来ずっと、高司さんとともに船に乗り、夫婦で助け合いながら漁を続けている。


あなごは夜行性で、昼間は海底に身を潜めてじっと寝ているんです。警戒心が強くて、とても神経質でね。海が明るい時間は動かないから、漁ができるのは日没以降なんです。で、日没までには漁の準備が済むように、午後からエサを準備して14時半頃に出港します。1回の漁に使うかご網は500個。船を走らせながら湾内に落としていくんですよ。

かご網を仕掛けている時、あなごはまだ睡眠中です。日が暮れると、ようやく穴から出てきてエサを探し始めるんです。人間と同じで、寝ている間にお腹が空くんでしょうね。エサはカタクチイワシ等です。強い匂いに誘われて、あなごが掛かりはじめます。日没からだいたい40分ぐらいでかごを引き上げるんですが、このタイミングが大事。10分でも早く引き上げると一匹も入っていないんです。すごく用心深い魚なんですよ。

仕掛けたかご網を引き上げて、港に帰って来るのは夜の11時。翌朝には競りもありますから、漁が終わったらひとまず荷を降ろして選別をして。自宅に戻って小1時間ぐらいひと息ついたら、また仕事。これも夫婦2人で長年やってきたからね。あなご漁が終わったら、夏からガザミ漁もやりますよ。私たち夫婦、365日、海とは縁が切れませんね。


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