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2010年06月29日放送
揖斐川町産沢あざみ
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岐阜県揖斐川町の「沢あざみ」
ゴボウに似た味わいで歯ざわりがよいのが特徴です。


食材のご紹介
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株式会社サンシャイン春日
藤原利男さん

沢あざみは、揖斐川町の春日地区で食卓に欠かせないおかずとして親しまれている山菜です。食用にする地域は全国でも数少ないようですが、ごぼうに似た香りがし、シャキシャキとした食感が魅力です。最近では地区内だけでなく知る人も増え、春の売り出しを今か今かと待ちわびている人も多く、道の駅や直売所では他の山菜にも劣らない人気食材なんです。

サンシャイン春日では、4月下旬から7月中旬までの収穫時期に採れたものを加工し、年中利用できるようにしています。この地域では、食料のない冬に備えて春や夏に採れた食材を保存しておくのが慣わし。沢あざみは、各家庭で塩蔵保存するのが一般的です。私たちが作っている商品は、水煮、佃煮、惣菜の3種類。そのほか、沢あざみの砂糖漬けを使った手作りのパウンドケーキ「あざみっけ」も自慢の商品です。

加工した商品は、食と健康の複合施設・かすがモリモリ村や地元の直売所で販売しています。また現在は、岐阜県の一部の学校給食でも利用していただいています。以前は、他所では馴染みのない食材とあって販路がなかなか見つからず、行き詰ってしまったこともありました。それが現在は、生産量が追いつかないほどです。今後も新しい販路を探しながら、沢あざみを普及できるように努めていきたいと思っています。


産地のご紹介
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沢あざみ生産者
森 榮久さん

【PROFILE】
1926年、岐阜県揖斐郡揖斐川町生まれ。学校教員として40年間勤め上げた後、これからは地域のためになることをしたいと行政と住民のパイプ役となって人々の暮らしを支えている。沢あざみの生産者グループ「春日あざみグリーン村」の代表も務める。

揖斐川町春日地区は山深い地形で、昔から製炭業が盛んでした。そこで働いている人たちが、何か食べられるものを作ろうと谷あいで栽培し始めたのが沢あざみで、自生するようになったと言われています。昔から自家用に栽培する農家はありましたが、販売を目的に栽培を始めたのは 1996年から。春日村一面を沢あざみでいっぱいにしようという思いを込めて、有志の生産者が集まり「春日あざみグリーン村」を結成したのです。

まずは、35名の会員で合計2000株の沢あざみを植えました。その後、飛騨美濃伝統野菜の認定も受け、期待が高まったのですが・・・・・・。自然に囲まれた揖斐川町は、野生の動物も多く、その被害で沢あざみの生産量は一気に落ち込んでしまったのです。シカは新芽を食い荒らし、イノシシはミミズを探して畑を掘り起こしてしまう。また、販路の開拓も思うように進まず、残念なことに栽培を諦めてしまう人もいました。

ところが、現在では、県外からも苗を株分けしてくれないかという問い合わせがあるほど知名度が高まっています。これも協力してくれた行政や加工会社のみなさんの骨折りがあったからです。NPO法人「山菜の里いび」さんも沢あざみの収穫体験などのイベントを通して、魅力を伝える活動をしてくれています。沢あざみは揖斐川町が誇る特産品。お盆や行事で帰郷した人が必ず食べたいという、ふるさとの味なんですよ。


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