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2010年12月07日放送
鳥羽市産 浦村かき
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三重県鳥羽市で揚がる「浦村かき」。ふっくらとした身には、濃厚な旨みがたっぷり。


食材のご紹介
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マル源水産
浜田源洋さん

マル源水産は、もともと真珠関係の仕事をしていた父が始めた養殖場です。私は幼い頃から父の手伝いをするのが好きで、小学生の頃には一人前にかき収穫までやっていました。筏の上ではしゃいで海に落ちたことも数回。それでもめげずに、将来は父と一緒にかき養殖をするんだと堅く心に決めていました。ロープの吊り方や水質の見極め、筏の作り方まで、すべて父親の仕事を見ながら学んだのです。

私のこだわりは“量よりも質”。ひとつの筏に沢山のロープを吊るせば、自ずとかきの収量は上がります。ですが、プランクトンなどの栄養分が少ないと、成長に大きな差が出たり、身の貧弱なかきが育つことも…。そのため、海水の栄養状況を見ながら、ロープの本数を減らして潮通りを良くしています。また、収穫前にロープからカゴに入れ替えて海へ戻し、十分に蓄養することで、身をふっくら大きく仕上げます。

1年間の養殖で出荷となる浦村かきは、クセが少なく、苦手な人や初めて食べる人にもおすすめです。焼がきにすると身が締まって、旨みが凝縮、あっさりとした後味も魅力です。販売は、9月下旬から翌年の3月頃まで。11月以降は、加工場の隣にある食堂で、蒸しがきと焼がきの食べ放題も行っています。かきは、栄養価が高いので食べすぎは禁物ですが、過去には100個近く食べたお客様もいるんですよ。「ここのかきはおいしいね」と食べてくださるお客様の笑顔が、私には一番の喜びです。


産地のご紹介
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鳥羽磯部漁業協同組合 浦村支所
村田孝雄さん

三重県のかき養殖は、昭和2(1927)年、的矢湾、立神(英虞湾)、渡利(白石湖)、浦村(麻生浦湾)の4箇所で始まりました。的矢湾でかき養殖の研究をしていた水産学者の佐藤忠勇先生の技術に倣うように、各産地で養殖業者が増えたのです。佐藤先生は、昭和28年に紫外線殺菌による浄化がきの特許を取得し、日本で初めて生食用かきを実現。昭和40年後半には、浦村にも同じ技術が導入されました。現在、生食用かきには、18時間以上の殺菌海水による浄化を徹底。厳しい衛生基準が守られています。

現在、約80の業者が麻生浦湾でかきを養殖しています。筏の総数は1200台以上。浦村は、三重県の年間水揚量の3分の2を占める規模を誇ります。昭和34(1959)年9月に起こった伊勢湾台風、そして翌年のチリ津波では、信じられないほど壊滅的な被害に見舞われたこともありました。筏は波にさらわれ、忽然と姿を消したのです。多くの業者がゼロからの再出発に苦労しながらも、三重県を代表する一大産地となりました。

そして平成8(1996)年、浦村町は「かきの国宣言」をしました。同年から開催している「浦村 牡蠣の国まつり」は、毎年県内外から1万人近くの来場者が訪れる風物詩となりました。また、11月頃から3月下旬までは、25軒の養殖業者が焼がき食べ放題を実施しています。産地で食べるかきの味は格別です。ぜひ、浦村へ遊びに来てください。


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