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2010年10月19日放送
三河湾産 アカイカ
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三河湾で揚がるアカイカ。肉厚で、甘みがあり、ほどよい歯ごたえが特徴です。


食材のご紹介
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西三河漁業協同組合 総務部長 高須芳光さん

イカは、数ある魚介類の中でもとくに種類が多い魚で、一色漁港でも10種類以上水揚げされています。アカイカの漁期は、9月頃から年が中心です。市場では大小問わず取引されていますが、大きいものは耳と銅の部分だけで30cmを超えるものも。身は柔らかくて歯切れがよく、生で食べれば甘みがあって、寿司屋でも好んで使われる食材です。ちなみに、アカイカというのはヤリイカ科のケンサキイカのこと。一色の漁師はみな、この地方名で呼んでいます。

漁を行う場所は、渥美半島の南側で、沿岸部から約20kmほど離れた沖合です。現在は、資源保護の一環で禁漁区を設けており、毎年春にアカイカの産卵床となる漁礁を海底に沈め、イカの生育を守る取り組みが行われています。9月に入ると禁漁区は口開き(解禁)となり、イカに的を絞って漁をするイカ網漁船が増加。水揚げされたアカイカは、東京築地にも直送され、地元漁師の収入を支える重要な海産物となっています。

鮮度の良いアカイカは、全体が赤く、透き通っています。鮮度が落ちてくると、身が白く濁ったり、目の光が弱くなったりします。とくにアカイカは、鮮度が落ちると身の締まりがなくなり、せっかくの柔らかい食感も台無しになってしまいます。生はもちろん、天ぷらも、煮物も、炒めものも、どんな調理法でも美味しいのがイカの魅力。鮮度の良いものを選んで、いろいろな料理で味わってみてください。


産地のご紹介
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西三河漁業協同組合 副組合長 稲垣芳樹さん

一色漁協の漁船はみな、底引き網漁を行っています。まだ薄暗い朝の3時に港を出て、日没まで漁をして港に帰る。漁場に着いて約10時間、網を投げて引き回して、船上に揚げ、また網を投げて…という作業を4、5回繰り返すのです。安全第一の仕事ですから、悪天候の日は出港しませんが、時に強風に煽られることもあり、危険に晒されることが少なくありません。沢山の魚を獲るよりも、安全無事に漁を終えて港へ帰ることが、漁師にとっての一番の苦労だと思います。

そのため、一色の漁師は安全祈願を欠かしません。毎年元旦は漁師全員が集まってお祓いを受けるのが恒例です。また、地元の伝統行事にも魚供養や海の平穏を願うものが少なくありません。例えば、日本一の大提灯が有名な「大提灯まつり」は、人に危害を与える海の魔物を追い払うためにかがり火を焚く神事が起源と言われています。漁師や海の周辺に住む人の無事を祈願する習わしが、今も地元に根付いているのです。

一色漁港は、豊浜、師崎と並び、愛知県三大漁港の一つです。漁師たちが獲ってきた海の幸は、漁港に隣接する「一色さかな広場」で誰でも自由に購入できます。新鮮でお値打ちな魚を求めて、全国から沢山の人が訪れ、休日は千人を超える盛況ぶりです。ただ、地の魚を使った料理が食べられる店が少ないので、魚料理が自慢の食事処をやるのが私の夢。魚離れが進んでいると聞きますが、一人でも多くの人に魚を好きになって欲しいと願っています。

【PROFILE】
1950年、幡豆郡一色町生まれ。三代続く漁師の家に生まれ、中学卒業後から父親の元で漁業に専念してきた。現在は、二人息子が後を継ぎ、芳樹さんは現役を引退、西三河漁協の一色支所長として組合員のサポート役を務めている。


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