-*-*-*-*-*-
2010年10月26日放送
答志島産 たこ
-*-*-*-*-*-

Photo[1]
海の幸の宝庫として知られる三重県答志島で揚がるタコは歯ごたえがあり、うまみたっぷり!


産地のご紹介
Photo[2]
Photo[3]
Photo[4]
Photo[5]

鳥羽磯辺漁業協同組合 答志支所
中村幸平さん

答志島は、鳥羽と愛知県の渥美半島を結ぶ伊勢湾の湾口に浮かぶ離島です。鳥羽市の離島の中では最も大きく、古くから漁業を中心産業として発展してきました。伊勢湾には、岐阜から流れる木曽三川をはじめ、奈良を水源とする宮川など、数多くの河川が注ぎ込んでいます。川水と海水が混じり合うことで、プランクトンが良く肥えるため、湾内は脂の乗った魚が豊富に。湾内と太平洋側を比べると、同じ魚でも味は別物。伊勢湾内の魚の美味しさは、この独特な水質だからこその賜物です。

このように周囲に良い漁場が備わっているため、わざわざ遠方へ行く船はありません。夫婦や親子3人で船に乗り、その日のうちに帰ってくるのが答志島の漁業。女性も重要な担い手です。また、魚の宝庫とあって獲れる魚種も漁法も様々。たこに関しては、たこ壺漁が主流です。季節を問わず年中水揚げがありますが、最盛期は7〜8月と12月。水揚げ量は1日で1トンを超えるほどです。船着き場の周辺に無数のタコ壺がずらりと並ぶ様子からも、たこ漁が盛んなことが分かると思います。

島に根付いている多くの伝統行事や習わしも、漁業と切り離すことはできません。島の東岸にある八幡神社では、墨で書かれた的を射って豊漁を願う弓引神事が毎年執り行われ、島を挙げて大漁と海上安全を祈願します。式典の後は、的に塗られた墨を奪い合うのが恒例で、自宅の神棚や戸口などに「まる八」を描き、魔除けをします。島の一部では、明治時代から続く寝子屋制度も残っています。寝子屋とは、学校を卒業した男子が、自分の家族とは別の両親の元で寝泊まりをする制度で、島全体の団結力を育む意味で大きな役割を担っています。

島という土地柄のためか、古墳をはじめ歴史的な史跡が多く、独特な文化や風習が根付いていますが、最近では、藻場の再生研究や市場内の衛生管理の徹底など、全国に先がけた取り組みが評価され注目を集めるようになりました。今後は、答志島の存在を知ってもらえるように、販売や流通の分野にも力を入れていきたいと思っています。


戻る
CBCトップへ

(c) 2000 CHUBU-NIPPON BROADCASTING CO.,LTD. (c) 2014 CBC TELEVISION CO.,LTD. (c) 2011 CBC RADIO CO.,LTD. (c) あきやまただし・CBC
携帯アクセス解析