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2011年01月25日放送
愛西市産 越津ねぎ
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寒さが厳しくなるほどに、甘みを増す。愛西市で収穫される越津ねぎ。


食材のご紹介
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JA海部東 営業課
服部修久さん

ねぎの歴史については、日本最古の書物である『日本書紀』に“秋葱”の記載があり、かなり古い時代から食用として親しまれていたことが分かります。越津ねぎは、津島市越津町(旧海部郡神守村越津地域)で発祥した地域特有の品種です。江戸時代中期から栽培が始まり、当時は尾張藩主への献上品として珍重されていたそうです。

ねぎの系統は、青ネギ系と白ネギ系の2つに分かれるのですが、越津ねぎは中間種。関東では、九条ねぎを筆頭とする青ネギ系、関西では、千住ねぎを筆頭とする白ネギ系が主流です。つまり愛知県は境界線。中間の越津ねぎは、青い葉も白い葉鞘も柔らかく、加熱するとさらに甘みが際立つのが特徴。筋っぽさもなく、薬味にしてもおいしく食べられます。

種作りに1年半、種蒔きから出荷まで1年以上かかるにもかかわらず、出荷期間は12月初旬から4月までと短期間。まさに生産者の方の苦労の結晶です。寒さが厳しくと、さらに甘みと柔らかさが増し、越津ねぎの魅力はさらにアップ。鍋に入れれば、とろりとして抜群です。“あいちの伝統野菜”に選定されたことで、知名度も高まっています。伝統や地域性を大切にしながら、学校給食や産地直売所および朝市を通して地産地消を発信したいと思っています。


産地のご紹介
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越津ねぎ生産者
原忠之さん

越津ねぎの栽培は、種蒔きではなく種作りから始まります。収穫用に栽培していたねぎの一部を選抜して、収穫せずに花を咲かせて種を採るのです。通称の"ねぎぼうず"でおなじみですね。あの丸い球状の花に無数の種が入っていて、20mlで約3,450粒にもなる小さな粒です。それを10月頃に蒔き、まず苗を育て、8月頃から圃場に定植。そこから、ねぎの白い部分、葉鞘部を育てる作業に入ります。

葉鞘部は、苗の根元に土寄せをして、日光が当たらないようにすることで太く長く育ちます。作業は機械を使いますが、最後は自分たちの手で仕上げます。いいものを作るには、やっぱり人の手が必要です。ありがたいのは、病気にかかったり、虫の被害が少ないこと。育てやすさは、冬ねぎならではの良さですね。

現在、生産者はほとんどが高齢者ですが、腕のあるベテランばかりです。全員が、種の自家採取から収穫まで一貫して栽培しています。越津ねぎは、冬にしか味わえない旬が詰まった野菜です。そして、歴史ある伝統野菜のひとつとして、地元のみなさんに興味を持って食べてもらえたら、これほどうれしいことはありません。

【PROFILE】
1935年、旧海部郡美和町生まれ。若い頃から先代の手伝いをしながら農業のイロハを身に付ける。45歳で専業農家に。現在は、夫婦2人で越津ねぎの栽培と稲作を手がけている。


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