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2011年05月31日放送
愛知県佐久島産 あさり
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三河湾の佐久島で揚がるあさりは、身が大きくて、旨みがたっぷり!


食材のご紹介
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西三河漁業協同組合 佐久島支所 総務課長
筒井春久さん

佐久島では、昔からあさりが良く獲れ、島民総出で道具片手に海に出ていくのが春の風物詩でした。この時期ばかりは、子どももお年寄りも全員漁師です。私も、小さい頃から両親と一緒に海へ出て、あさり獲りをしていました。現在、佐久島では、3月から5月までの3ヶ月間、あさり漁が行われます。あさりが獲れるのは、潮の干満差が大きい大潮の時だけ。そのため、漁ができるのは1年間に実質30日程度になります。

佐久島の場合、沿岸部の漁場に石や岩が多く、大きな漁具を使って一度にたくさんのあさりを獲ることはできません。そのため、一本カギという道具を使って、一つひとつ手掘りで収穫しています。1日ごとに口明けの時間制限があり、作業ができるのは2時間から最大でも3時間まで。漁は短時間ですが、漁獲量はトン単位。それだけたくさん収穫できるのは、島民にとってあさりが大事な収入源だからです。

そのため、漁協では資源管理に力を入れています。例えば、島の周囲全体に、矢作ダムの川砂を入れて、あさりの種苗を育てています。また、魚や貝が生育しやすい漁場作りのため、投石をしたり、アマモを移植する取り組みも行っています。佐久島のあさりは、島あさりと呼ばれ、競りでも高値で取引される自慢の海の幸です。島の漁師たちのためにも、この貴重な財産を守っていきたいと思っています。


産地のご紹介
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西三河漁業協同組合 佐久島支所長 石井政夫さん

佐久島であさりを獲る時期は、あさりが産卵期を迎える前の3月から5月です。産卵前は、とくに身が大きくなってやわらかく、味が一番良いのです。汁物や酒蒸しにするのはもちろん、大きいものはフライや串あさりにして味わいます。串あさりというのは、あさりのむき身を竹串に刺し、天日干しにした佐久島ならではの珍味。軽く炙って食べると、酒の肴に最高です。

春は、島民のほとんどが総出であさりを獲るのですが、資源を守るためにも、生育状態を見ながら、口明けの日と時間を決めています。あさり獲りができる口明け当日には、一色や吉良、幡豆から仲買人が島へやって来て、獲ったばかりのあさりを入札。荷の行き先が決まります。私は、幼い頃から佐久島のあさりを食べて育ち、それが普通だと思っていました。ところが、競りの値も良く、島の外の方から大変評判が良いようで、佐久島のあさりの質の良さや価値の高さを、あらためて実感しています。

島には、島民でなくても潮干狩りができる観光あさり場もあります。ぜひ、ここで島あさりを手に入れて、その味を確かめてみてください。島の民宿でも、シーズンにはあさりの料理が食べられるはずです。あさりのほかには、夏は天然岩牡蠣やサザエ、冬はなまこ。また、一年を通して大あさりが水揚げされています。佐久島の海の幸は、漁協の職員や漁師だけでなく、島民全員がひとつになって守っていこうと努めています。島に遊びに来て下さる方にも、島民の想いが伝わればうれしいです。

[PROFILE]
1938年、佐久島生まれ。中学校卒業後から長年に渡って漁に励む一方、現在は漁協支所の支所長も務める。島全体の漁業を取りまとめる立場で、あさり漁の実施日や時間などの決定なども担当している。


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