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2011年11月22日放送
西尾市一色町産 ヤリイカ
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愛知県一色町で揚がるヤリイカは、身がやわらかく、濃厚な甘みがあります。


食材のご紹介
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西三河漁業組合 総務部長
高須芳光さん

ヤリイカは、姿形が槍の形状に似ていることから、漁師の間でその名が定着し、正式な和名になったようです。ただ、一色町では、これを「ケンサキイカ」と呼ぶのが一般的。本来のケンサキイカは、「アカイカ」と呼んでいます。

どちらも体型は細長く似ていますが、ヤリイカはケンサキイカより腕が短く軟弱です。漁期はどちらも同じで、9月〜3月までの6ヵ月間。ですが、旬の時期は別。ケンサキイカは春、ヤリイカは秋です。そのため、10月〜11月の2ヶ月間は、ヤリイカの豊漁に期待が高まる勝負時。産卵前で身がぶ厚く、一番甘みがのって美味しいので、高値が付くのです。また、産卵場所を求めて沿岸部に集まる1月頃に、もう一度水揚げが増えますが、やはり味わうなら秋のものがおすすめです。

漁期の後は、漁場の養生期間に入ります。漁師たちが人口の産卵床を海底に沈めているので、そこにイカが産卵し、次々と孵化して育っていくのを待つのです。格段に漁獲高が増えることはありませんが、小さな積み重ねが三河湾をより豊かな漁場にしてくれると信じています。一色町は大変多くの魚種が水揚げされる港。その豊かさを壊してしまわないよう、海を育てながら漁が行われています。


産地のご紹介
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西三河漁業組合 副組合長
稲垣芳樹さん

一色漁港では、小型底引き網漁でイカ漁が行われています。使う漁網は、まめ板というもので、網の口部分を開くための開口板が取り付けられています。それを1隻の漁船で曳き、魚を獲る漁法。海底から中層付近を漂うイカを獲るのに適しており、昔から盛んに行われてきました。

漁は、午前3時頃から始まります。漁師たちは漁場へ出発し、日没までの間、網を曳き回しては、獲れた魚を船へ上げ、また網を海へ投げ入れて…という作業を繰り返すのです。長時間の操業になるため、大量の氷が不可欠。どの漁船も出発前にしっかり準備しています。これで、獲れたての鮮度を保ったまま、漁港まで持ち帰ることができるのです。

漁港近くには、産地直売所「三河一色さかな村」があります。30軒以上の仲買店が軒を連ね、店頭には獲れたての鮮魚がお値打ちに並びます。そのため、土曜・日曜の賑わいは格別で、開店時間の朝5時から飛ぶように売れていきます。イカの中では三本の指に入る高値のヤリイカもお買い得。これも漁港ならではの大醍醐です。ぜひ一度、一色自慢の獲れたて鮮魚を見に来てください。

【PROFILE】
1950年、幡豆郡一色町生まれ。三代続く漁師の家に生まれ、中学卒業後から父親の元で漁業に専念してきた。現在は、二人息子が後を継ぎ、芳樹さんは現役を引退、西三河漁協の一色支所長として組合員のサポート役を務めている。


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