放送内容

第295回 鼻づまり
冬から春に向かうこの時期は、風邪や花粉症で鼻づまりの人が急増。この鼻づまり、ただ息苦しくて不快なだけでなく、不眠の原因にもなります。さらに、鼻づまりがとんでもない危険な症状を引き起こすことも!そこで今回は、侮ってはいけない鼻づまりを徹底リサーチします。

●鼻づまりって何がつまっている?
鼻の粘膜には、ほこりやウイルスなどの異物が直接肺に入らないよう監視する役目があります。異物が粘膜にくっついた時には、それを排出するために粘膜細胞からヒスタミンを放出してくしゃみを出し、それと同時に粘膜から水分である鼻汁(鼻水)を大量に出す事で排出を手助けします。さらに、ゲートが閉じるようなかたちで粘膜が腫れ、これ以上の異物の侵入を防いでいるのです。
つまり、鼻づまりは、鼻水がつまっているわけではなく粘膜が腫れる事によって起こります。

●さまざまな鼻づまりの原因
・花粉症

・ハウスダスト、ダニ
花粉症の人はアレルギー体質のため、ハウダストによるアレルギーも発症しやすくなります。
「花粉症+ハウスダスト対策」には、朝方に掃除をするのがオススメです。夜眠っている間に空気中に舞っていたダニやほこりが床に落ちるため、より多くのハウスダストを取り除く事ができます。さらに、掃除の際にはマスクをして、ハウスダストを抑える事が大切です。

・ネイザルサイクル
片方の軽い鼻づまりが、数時間後にもう片方に入れ替わっている事がありませんか?これは、病気ではなく、ネイザルサイクルという生理現象。2つある鼻のどちらか1つを休ませるために、左右交互に鼻の粘膜が軽く腫れます。気づかない人がほとんどですが、気になる人も意外と多いそうです。

・点鼻薬の使い過ぎ
炎症を鎮めて粘膜の腫れを解消する点鼻薬ですが、使い過ぎると鼻の粘膜が腫れ、鼻づまりが悪化する恐れがあります。添付文書に従えば問題はないので、指示に従って使用しましょう。


「鼻づまり解消法」
鼻づまりが起きている反対側の脇を下にして圧迫すると、鼻づまりが良くなります。
例えば、右の鼻が詰まっている場合は、左の脇を下側にして横向きで寝ましょう。すると、圧迫された脇の反対側である右の鼻の粘膜が収縮して腫れが引きます。日中などで寝転がれない場合は、ペットボトルを使って脇を圧迫すると同様の効果があります。


●口の渇きが鼻づまりの原因に!?
鼻がつまって口呼吸になっていると思いがちですが、口呼吸が鼻づまりを引き起こしている場合もあります。鼻の粘膜には、線毛という毛のような組織があり、粘液という水分で覆われて1分間に1cmのスピードでほこりや菌をのどに流し、胃の中で殺菌しています。この線毛の働きを活発にしているのが唾液です。しかし、睡眠中や普段無意識で口呼吸をしている人は、唾液が蒸発してしまい口の中が乾燥してしまうため、線毛の働きが鈍ります。その結果、粘膜から細菌が入りやすくなり、鼻づまりを引き起こします。

「口呼吸セルフチェック」
(1)口に不快感がある
(2)飲み物が手放せない
(3)滑舌が悪い
(4)口臭が気になる
1つ以上当てはまる場合は、口呼吸をしている可能性があります。

「眠る時の対策法」
鼻づまりがない人はサージカルテープを口に貼ったり、鼻づまりで苦しい人は濡れマスクなどをする事で、線毛を湿らせることができます。

●危険な鼻づまり
・鼻中隔湾曲症
常に同じ方の鼻がつまる場合は、鼻中隔湾曲症の疑いがあります。鼻中隔湾曲症とは、鼻の穴を左右に分けている鼻中隔という軟骨が「くの字」などに大きく曲がり、空気の道を極端に狭くしている病気です。成長過程で起こる人が多く、常に鼻づまりで鼻血が出やすいなど弊害も多いため手術が必要な場合も。気になる方は、一度病院で診てもらいましょう。

・慢性副鼻腔炎(蓄膿症)
鼻の穴の周囲に4対ある副鼻腔に細菌が入り、膿が溜まる事で発症します。通常は1、2週間で治りますが、1か月以上続くと手術が必要な場合もあります。

・好酸球性副鼻腔炎
好酸球とは、血液を流れる白血球の一種です。通常は免疫として体を守っていますが、何らかの原因で突然増殖し、副鼻腔に入り込む事で発症。一般的な蓄膿症に比べてはるかに治りにくく、難病に指定されています。その特徴は、嗅覚が鈍くなる、鼻がつまる、ネバネバした粘液が溜まってくるなど。ぜんそくの人に合併する事が多く、改善には手術が必要な場合があります。ぜんそくの症状とともに、鼻の具合が悪いという事も伴うなら、耳鼻科と内科の両方を受診した方が安心です。

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